深海に沈んだいくつかの土地、
大陸、テクノロジーが
浮上の準備できていることを直感してから、
一緒に僕がわだかまっていた答えも
付随してきた。
地球では金と肩書きが信頼だ。
逆に言うと
このちっぽけな星でしか通じない通貨みたいなものなのだ。
ざんねんなことにわたしには労働ということが
ものすごく苦手だ。
人と交渉したり、人間関係を取り繕うのも一苦労だし、
それを簡単に壊せるぐらいに心はやわらかくできている。
それでもやさしい職場の人がじっくりと推敲した言葉
「きみは何が好きなの」となげかけた。
この言葉に僕自身明確な答えを発することができなかった。
心の底をやみくもにいくつかの言葉をすくい上げようとしたが
泥が舞い上がるだけで諦めた。
「ゲームか、あるいはアイドルが好きそうだと思ったんですよね」
「あと彼女さんとか好きなんじゃないかな」と一言いった。
確かに女性は好きなのだが、
弱さばかりの自分と、肩書きとお金のなさに
「女性を幸せにできない」と思っていた。
いや後になって考えると
「幸せにできない」というよりも
この「金なし肩書きなし」という
世間一般の価値観に負けてしまうから
僕は誰とも付き合わないし
付き合えないのだと思った。
人は見てくれを信頼してきた。
専門家の言うことが正しいと、
高価なものが価値があると、
高級車を乗り回して何でも手に入ることが幸せだと、
しかし、これはまやかしだ。
金は必要だが、
高度経済成長を遂げた日本の幸福度の低さが証明と言えないだろうか。
いまは見てくれも、金も価値もない僕らが
残せるものは自分に寄せる信頼しかないと
改めて思った。
決してこれは他人に発見されることはないのだけれども
静かにこれらの練度を上げるしかないのだなと思った。
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